焚き火でコーヒー豆を焙煎(ロースト)しているところを紹介します。
焚火をしながら、自分でコーヒー豆を焙煎すると、もしかして今までのコーヒータイムがさらに洒落な気分で楽しめるのではないか。。。さっそく「焚火ロースター」を使って焙煎に挑戦です!
今回用意したギアたち
コーヒー生豆 | 100g エクアドル産 |
---|---|
焙煎用の手網 | 焚き火ロースター/ユニフレーム(UNIFLAME) |
うちわ | 焙煎した後のコーヒー豆を冷ますため |
メジャースプーン | メジャースプーン/カリタ(KALITA)10g |
コーヒードリッパー | コーヒーバネット/ユニフレーム(UNIFLAME) |
ペーパーフィルター | ペーパーフィルタ(円錐型)/百円ショップ |
コーヒーミル | コーヒーミル/ポーレックス(Porlex) |
ケトル | キャンプファイヤーケトル/イーグルプロダクツ(Eagle Products) |
まずは、「コーヒーの生豆」を手に入れるため、コーヒー豆を売っているお店に買いに行きました。売っていない店もあるので、結局3軒ほどお店をはしごすることに。値段は焙煎されている豆より少し安く買えるのですが、今回はエクアドル産のコーヒー豆100gを400円くらいで買いました。エクアドルのコーヒー豆は、ローストナッツのようで柔らかい酸味と苦味を味わえるということで初心者でも飲みやすいようです!
焚き火を使ってコーヒー豆を焙煎
コーヒー豆を焙煎用手綱に入れます
さっそく「焚き火ロースター」使ってみることに!
まずは、「焚き火ロースター」にエクアドル産のコーヒー豆100gをメジャースプーンでしっかり図りながら入れていき、蓋がついているのでしっかり閉めます。
(一般的な適量)
コーヒーカップ(120~190mL)1杯、コーヒー豆(10g~15g程度)
焚き火で焙煎
まずは、生豆をサッと水洗いして水気を切ったります。
炎の15cmくらい上の高さのところで水平に保ちながら「焚火ロースター」をしっかり振ります。焼きムラができないように手首を使ってリズミカルに揺すり続けるのですが、これがなかなか労力を使います。ガスコンロを使えば炎の高さが均一なので15分くらいで焙煎できるのですが、焚き火の炎は高さが安定しないので、結局30分ほどかかかりました。
(一般的な焙煎時間)長い時間ほど苦味がでます
3分 水分が抜けて少し色づいてきます
10分 パチパチとはじける「1爆ぜ(1ハゼ)」
15分 チリチリと音がします「2爆ぜ(2ハゼ)」
(一般的な焙煎度)
全部で8段階。短い時間で焙煎「酸味」が強く、長い時間で焙煎「苦み」が強い
焙煎後はすばやく冷ます
焚き火の火から離して、豆にこもった熱で焙煎がすすんでしまわないよう「うちわ」などであおいで、すばやく冷まします。祖熱が取れたらそのまま放置です。
ここからは余談ですが、焙煎したてのコーヒー豆はガスを含んでいるため、焙煎後はお湯とコーヒーがなじみにくく、あっさりとした味わいに抽出されることがあるようです。お好みに合わせて、焙煎後に2日くらいかけてガスを抜くのも良いかもしれません。
ミルでコーヒー豆を粉砕します
次に、「ミル」を使って焙煎したコーヒー豆を粉砕していきます。
手動タイプなのでハンドルをリズムを一定にしてクルクル回します、なるべく均一な粒度になるようにと願って。クルクルしていると、コーヒーのいい香りを感じると思います。粉状になると湿気を吸いやすく、空気にも触れやすくなるので酸化によりコーヒーの風味が損なわれるため、豆は飲む直前に挽き、すぐに使い切るのがいいと思います。飲む前に挽くんです!
ハンドドリップ
ここからは、「ハンドドリップ」です。
1.お湯を沸かす。
理想的な温度(95℃前後)です。
水は軟水を使っています。硬水と違いカルシウム・マグネシウムなどのミネラル分が少ないので、コーヒー成分に影響を与えにくいんです。
2.ペーパーフィルターをセット
フィルターの側面の接着部分を内側に折ります。ドリッパーに軽く抑えつけるようにしてセットです。
3.フィルターにコーヒー粉を入れる
カリタの「メジャースプーン(10g)」を使ってフィルターにコーヒー粉を入れます。
全体にムラなくお湯を注ぐために、ドリッパーを軽く振り、粉の表面を平らにします。
(一般的なコーヒー使用量)
カップ一杯分(約140cc)あたり、10~12gが適量です
4.コーヒーを蒸らす
初めにコーヒーに少量のお湯を、そっと乗せるように注ぎ、粉全体に均一にお湯を含ませてから、20秒ほどそのままにして蒸らします。これが重要!注ぐお湯の量は20cc程度、95℃前後が適温です。
Point1:「蒸らし」でコーヒーが膨らむのは、コーヒーに含まれるガスが放出されるため。ガスを出すことで、コーヒーとお湯がなじみやすくなり、お湯の通り道ができます。つまり「蒸らし」は、コーヒーのおいしい成分を十分に引き出すための大切な工程なのです。
5.お湯を注いで抽出する
コーヒー粉の中心に、小さな「の」の字を描くように、お湯を80cc→40cc→20ccと3回に分けて優しく注ぎます。
Point1:お湯は中心に真上から注ぐ
Point2:抽出後のカスもチェック
細かな泡はコーヒーのアク、つまり雑味のもとになる成分です。表面に細かな泡が残っていれば、抽出されたコーヒーは、雑味のないクリアな味になっているはずです
6.カップに注ぐ
抽出したコーヒーは、温かいうちにカップに注ぎます。カップはあらかじめ温めておくといいです。今回はそんな余裕はありませんでしたが。
記事内の商品・関連商品など